多度津の町でウェディング

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私が生まれ育ったのは
香川県の中程にある多度津という町。
仕事が忙しくて
いつからか
遠い町になっていたけれど、
三年前 母が亡くなって
父は認知症が一気に進み
離れた街の施設で
お世話になっている。
そうなると
生まれ育った町は
一層 遠いものになるだろうと
想像していたのだけれど、
現実は違った。
若麦の畑を渡る風が
緑に見える春の日。
青草の香りにむせて
息が苦しくなるような夏の日。
多度津山の稜線が
濃い柿色に輝く秋の日。
ホームに停まる汽車から上がる蒸気が
長く尾を引く冬の日…。
不思議なことに、
年々それらが 恋しくなってくる。
それらの景色の中で
母が話してくれたことや
父が笑う姿が 鮮明になる。
父や母との
埋められない距離を感じるごとに
育った町は恋しくなるんだナ。

去年から
ウェディングコンサルタントの仕事で
様々な地に足を運ぶようになり
ウェディングで
町おこしができる事に気づいた時、
真っ先に思い浮かんだのは
私を育ててくれた町だった。
それが11月のこと。
仕事の合間に
プレゼンの準備を重ね
初めて
パワーポイントなるものをひっさげ
アワアワと挑んでみた。
……そして 昨日、
多度津の町で
町のウェディングとして
文化財や 料理屋さんや カフェを使って
様々な形で
結婚式や披露宴を
繰り広げていくことを
町長さんからお許し頂いた。
多度津の人が
多度津で結婚すると
町から色んなお祝いがあることや
新婚さんが多度津で住みやすい工夫…
町にある多くの利点を
これから関わる色んなお店の方々と
ちゃんと浸透させていけるように
町ウェディングを整えて行くことも、
私の大事な仕事になっていくんだ…と
町役場を見上げながら実感した。
複雑な仕組みの社会だから
行政とか
民間とか
色々立場はあるんだろうけれど、
自分の立場でできる精一杯で
お客様が喜んでくれることを
積み重ねるしかすべはなくて、
これまでと同じことを
生まれた町でも繰り広げていく…。
その繰り返しが
私のできる町おこしだろナ…と思う。
町おこし…とか言えないような
小さな小さなことなんだろうけどね。

これまで
結婚式…といえば
式場が5つも競いあう
「宇多津町」が
代名詞だったけれど、
これからは
多度津町からも
目が離せなくなるよ(笑)

http://cafe-wedding.net

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